『子どもたちの足下から緑の教育改革と環境改善を』をスローガンに校庭芝生化の推進に取り組んで、17年余が経過しました。京都市の芝生校は23校(2018年6月現在)にまでなりました。私たちの日常の役割は、芝生の造成とその維持管理ではありますが、最大の喜びは、子どもたちが元気いっぱい緑の校庭を走り回り、運動し、その笑顔に出会うことです。確かに校庭芝生は、踏圧や擦り切れ、雑草対策など、ある程度の管理技術は必要ですが、子どもたちには、それ以上の恵みをもたらしてくれていると確信しています。
昨今、校庭芝生化は、全国に広がりつつあります。私たちは、京都市教育委員会と連携し、各学校の先生方、保護者そして地域社会の皆さんにも協力してもらいながら、一校一校丁寧に対応し、まさに京都ならではの芝生化事業と自負しています。
また、我々の活動は、ボランティア精神にあふれた活動会員と協力企業様によって支えられております。活動会員の主力は、60~70代のシニアの皆さんです。
NPO活動もやりがいがあり、楽しくなければ継続できません。イベントや折に触れ親睦会などを通じて、お互いの人となりを知り、気心の知れた仲間づくりに努力しております。
『生涯現役とは、自分の事だけにではなく、他者の為にも時間を使うことではないか』と私は考えています。これからも、事業の拡大にともないまた認定NPO法人としての質の向上を目指して、老若男女を問わず様々な知識、経験、技能を持った方々に参加していただき、未来を担う子どもたちのために校庭芝生化を推進してまいります。